Microsoft Power Appsは難しいプログラミングの知識なしでカンタンにアプリが作れるツールなのですが、アプリを作るときになにかデータが必要になってきます。
今回はMicrosoft Power AppsとExcelのテーブル(表データ)を連動させる方法をログとして残しておきたいと思います。
今回のやりたいこと
今回のやりたいことのイメージは下の図のような感じです。
- 仕事用のメールアドレスで取得したMicrosoft Power Appsアカウントにログインする
- プライベートのGmailアドレスで取得したOneDriveにログインする
- 個人用OneDriveのなかに、Excelファイルを作る
- Excelファイルにデータを適当に入力する(今回はビジネスを想定してカスタマーリストというものを作成)
- Microsoft Power AppsとExcelを連携(接続)する←ゴール
仕事用のメールアドレスで取得したMicrosoft Power Appsアカウントにログイン
これは前回の記事でやり方をまとめているので、省略します。
https://perm-log.com/2021/05/27/microsoft-power-apps-start/
プライベートのGmailアドレスで取得したOneDriveにログインする
プライベートのGmailアドレスで取得したOneDriveにログインします。
OneDriveはMicrosoft社が提供しているクラウドストレージサービスです。
似たような競合サービスとしては、DropboxやGoogle Driveがあります。
今回はMicrosoft社のPower AppsとExcelを連携させたいので、Microsoft Power Appsと相性が良いであろうOneDriveを使っていきたいと思います。
個人用OneDriveのなかに、Excelファイルを作る
OneDriveは無料で5GB使うことができます。
お金を毎月定額で払っていくことで、ストレージ容量をアップさせることができるのですが、私は無料版で実行できるか試してみました。
その結果、
・無料アカウントでもOneDriveでログインできること
・無料アカウントでもOneDrive内にExcelファイルを作成できること
を確認しました。
次にExcelにアプリのもとになるデータを入れていきます。
今回はビジネスを題材として、「カスタマーリスト」を作ります。
英語でリストを書いたほうがバグが出る確率が少ないはずなので、英語で書いていきます。
入力したデータをテーブル化する
データを入力しおえたら、データをテーブル化します。
やり方は、マウスをドラッグしてリストを選択したまま、「ホーム」メニュー→「テーブルとしての書式設定」で完了です。
こうすることで、選択した領域をExcelが「お、これはテーブルだね。了解~」という感じで扱ってくれます。
この設定をしないと、後々Microsoft Power Appsと連携できないので注意。
テーブルの名前を変更する
Microsoft Power Appsで見分けやすいようにテーブルの名前を変えておきましょう。
テーブルの名前を変えるには、
1.カスタマーリストを選択
2.「テーブルデザイン」メニュー
3.欄に「テーブル1」と入っているはずなので、「CustomerList」に変更
これでOK
Excelファイル名とシート名を変更する
Excelファイル名を「CustomerList」に
シート名を「CustomerListWorkSheet」に変更しておく。
これもあとでMicrosoft Power Appsで見分けやすいようにするため。
ここまで完了したら、Excelを閉じます。
そして次にMicrosoft Power Appsでの作業を移っていきます。
Microsoft Power Appsでの作業
まずはMicrosoft Power Appsのホーム画面にいきましょう。
すると、連携できるサービス一覧が表示されています。
今回はOneDriveを使うので、「他のデータソース」をクリック
次の画面ではOneDriveを選びます。
すると、次の確認画面が表示されました。
「今からこのアカウントのOneDriveに、Microsoft Power Appsがアクセスするけど本当に大丈夫??」という確認なので、「はい」を選択。
これでMicrosoft Power Appsを経由して、OneDrive内部への接続が完了しました。
さて、先程のExcelファイルはあるんでしょうか。ありました。
Excelを選択したあとに、テーブルを選ぶ画面が出現。
ここで最初に設定したテーブルを選びます。
もしテーブルを設定していなかったら、ここにテーブルは出現しませんのでご注意ください。
そして、「接続」ボタンを押します。
Microsoft Power AppsとOneDrive内のExcelファイルを接続させることができました。
今回のやりたいこと、完了です!